うすっぺらくなったけどやっぱり新聞は暖かい

 去年暮れ辺りからですが、平日は駅前のコンビニで新聞を買うことにしてます。ここだけの話、昔は「他の女子とは少し違う私」を演出したかったのか、とりあえず格好から(だけ?)ということで日経新聞を買っていました。このところ必要に迫られて続けて読むようになると、段々一日買いそびれただけでなんだかドラマ一話見逃して録画も忘れてたあの気持ちに近い感覚になります。

  
 昨日月曜は「あの気持ち」を味わうはめになってしまったので、今日は取り逃すまいと張り切っていつものコンビニへ。そこで見たものは夕刊ぐらいの薄さの日経新聞でした。「ちょっと、間違えた?」と一度ラックに置き直しましたが、やはり朝刊に間違いありませんでした。中をみると、新聞用紙を主に生産している工場も震災の被害にあったようです。


 テレビでご覧になった方も多いと思いますが、新聞紙を体に巻いてさらにラップを巻くと防寒になるそうですね。新聞で焼き芋を包んだりもしますし、濡らした新聞で芋をくるんでそのまた上にアルミホイルで包んでバーベキューすると焼き時間が短縮でき、さらにホクホクの焼き芋ができたりもします。でもそれって多分日本の新聞紙だから?
 フランスで私が通ってた大学では、たま〜に「Le monde(ル・モンド)」という日本でいうところの朝日新聞のような新聞をタダで配っているときがありました。タダだしとりあえず手に取って読むものの、もう少しさわっただけで手が真っ黒。インクがついちゃうんです。


 頭も心も体も暖かくしてくれる紙質のよい日本の新聞。一日も早く元どおりの厚さなって、たくさんの安心や笑顔がそこに掲載される日を願っています。