明日、11日より『東京 音楽の祭日2011』はじまります。

まずはお久しぶりです。お元気にされてましたでしょうか?

私は新しいお仕事が始まってはや一ヶ月たちました。今日はちょっと立ち止まって、とあるイベントを紹介したいと思います。



明日6月11日(土)から6月26日(日)まで、フランスを発祥の地とする音楽フェスタ-『音楽の祭日』が東京の各所で開催されるようです(大阪では6月18日〜21日+25日と26日)。



私も一昨年までフランスに在住していたので、懐かしくリーフレットを見ていました。


日本では2002年から始まったということで、まだまだ「知る人ぞ知る」若いイベントなのですが、本場フランスでは、建国記念日ぐらいの盛り上がりをみせる、夏休み前の一大イベントなのです。休日までにはならないのですが、地方自治体レベルでの盛り上がりで、パリ市内では、その日は全ての交通網ーバス・地下鉄・電車などが無料開放されます。ですから、普段電車代も払えないもしくは"払いたくないポリシーを貫いている人々"も乗ってきて、結構早い時間帯から皆さんご陽気です。有名どころのアーティストはたしかチケット制だったと思いますが、基本的には広場という広場でプロ・アマ問わずのライブ演奏を無料で見ることができます。パリ郊内だとライブの数も非常に多いので、まずはネットや駅の構内に置いてあるフリーペーパーなどでどの広場でどの時間帯にどんなライブがあるかなどのスケジュールを調べて、各々、自分が好きそうなイベントに繰り出すといった感じです。



音楽といえばどちらかと言えばイギリスのようなイメージもあるのですが、実はフランスも音楽大国の一国です。普段からパリ市公認・“非公認”の演奏者たちが電車や地下鉄内で演奏を始める姿などはよく見かける風景です。

webの世界でも、フランスの音楽への寛大さ(?)は抜きん出ていて、フランス発信の『DEEZER』という音楽ストリーミングサイトはその代表例ではないでしょうか。同サイトではマイナーアーティストもかなり網羅されていることにも定評があるのですが、iTuneなどのように1フレーズではなくて、一曲まるまる無料で聴けてしまい、しかも著作権協会と契約をしているため合法なオンラインサービスなのです。個人的には、好きなアーティストにはきちんとお金を注ぎ込みたいとは思います。けれども、ホームパーティーなどをしたり、友人を招いたりしたときに、「皆が楽しめる音楽を軽く流したい」というときには便利ですし、無名のアーティストが自分の作品を手軽に発表できる場としてはやはり注目するウェブサイトです。



話が少しそれてしまいましたが、そんな自由な雰囲気のイベントが明日から東京で始まります。このところ、皆さんの多くが、多かれ少なかれ我慢をしてきたのではないかと思います。それはもうしばらく続くかもしれませんが、すこし自分をイロイロなことから解放してあげる「自分へのご褒美」の時間を作るのもよいのではないでしょうか?



今年はこの時期に東京にいることができたので、私も久しぶりに『音楽の祭日』で自分を癒してあげたいと思っています。

参考までに主催者のウェブサイトのアドレスを以下記しておきます。



東京 音楽の祭日2011:http://www.mediatv.ne.jp/tokyo-ongakunosaijitsu/index.html



それでは、よい週末を!